おそ松さんブームがまたやってくるという恐怖
一年前か二年前か、もはや記憶にも残っていないけど、おそ松さんブームがあった。
猫も杓子もおそ松さん。
テレビを点けてもまとめブログを見ても、アニメショップに行ってもTwitter開いてもおそ松さんおそ松さんおそ松さん…。
一番参ったのはpixivのランキングがおそ松さんまみれになったことだった。
耳にタコができるどころか、網膜に焼き付く勢いで、気がつくとどこもかしこもおそ松さんだらけだった。
えっちでかわいい女の子のウフフな絵が好きな俺は、R-18が腐向けの絵で占拠されたのは、精神的に参った。
そんな一斉を風靡したあのギャグアニメが、10月に帰ってくる。
おそ松さん自体を毛嫌いしているわけではない。
特別面白いとも思わなかったけど、一応全話視聴している。
2クール目からやたらと腐女子をターゲティングした構成がうんざりしたけど、それでも(惰性で)全話観ていた。
だがしかし。
またあの見渡す限り「おそ松さん」の5文字が視界を支配するうんざりするような時期が始まると思うと、とにかく気が滅入って仕方がない。
あのへんちくりんな顔がどこに行っても並んでいると思うと、頭が痛くなる。
どうせコンビニ辺りともコラボして、店に入るなりあの顔が視界に入ってくるのだろう。
今から溜息が止まらない。
ホモネタとか正直クソつまらん、アニメ後半は特にそれのせいでクッソつまらなかった。
あとはリアクションしにくい下ネタ。
アレに関しては何が面白いのかさっぱりわからなかった。
でも世間的にはアレがウケているらしいし、腐女子にとっては垂涎モノらしい。
わからん。
まあ、「ご注文はうさぎですか?」や「きんいろモザイク」みたいな美少女が出てくる日常アニメを腐女子に「理解してくれ」なんて言うのも無茶な話だし、
それを考慮すればお互い似たようなものなのかもしれない。
ちなみに俺は別に百合は好きではない、ノーマルだ。
あとイラッとするのは、あのアニメを観て「自分はセンスがいい」みたいな勘違いする奴。
OPやEDの曲はセンスがある、構成や演出にセンスがある、そんなアニメを観ている自分はセンスがある…。
たまーにあるんですよ、こういうの。
「血界戦線」やってた時もそうだった。
あのアニメが好きだった奴は(あくまで俺の主観的な感覚だけども)大体血界戦線は主題歌等含めてセンスに溢れる、
だから俺もセンスがある人間で、それを理解できない輩はセンスのない萌え豚、キモオタとレッテルを張って、自意識ならぬ自尊心をライジングさせていた。
普段アニメなんて観ないくせに、話題に便乗してイキっちゃう奴が出てきちゃう。
俺がおそ松さんでうんざりするのはそういう、二次災害的な面もあるからだ。
今季アニメの最終回ラッシュが始まる。
Amazon Primeで観ている「ゲーマーズ!」が終わるのは大変惜しまれる。
果たして来期には面白いアニメがあるのか…。
そういった出会いと別れ、不安を繰り返し、いつも始まるアニメたちを迎えるのだ。